買ってはいけない？Xiaomiポータブルブレンダーレビュー！

夏の日常をアップデートする外出先対応の実力派ブレンダー：Xiaomiのポータブルモデルを徹底レビュー

夏の暑さが本格化するこの季節、外出先での水分補給をより美味しく、より手軽にしたいという欲求にぴったりなのが、この氷粉砕機能を備えた Xiaomi のポータブルブレンダーです。容量は300mLと小型ながら、強力なモーターと大容量バッテリーを組み合わせることで、手軽に新鮮なジュースを作り出します。実際に使用してみて感じたのは、使い勝手の良さと、細部までこだわった設計の両立です。

まず印象的なのが、19,500rpmの19,500rpmを誇るDCモーターのパワー感。力強い攪拌力で野菜や果物を一気に細かく砕き、固形物の残りを抑えたクリーミーさを実現します。氷もしっかり粉砕できる点が魅力で、直球勝負のドリンクづくりにも対応。注意点としては、大きい氷の塊は避け、1.5㎠未満の角氷をメインに使用することが推奨されています。食材と液体の比率を整えると、短時間で滑らかな仕上がりが得られます。

容量の小ささをネガティブに感じさせない理由は、抜群の携帯性と使い勝手の良さにあります。コードレス設計で、荷物の中で嵩張らず、外出先でもすぐにスイッチを入れてブレンド開始。容量が300mLという点は、一人分のジュースやスムージー作りにはちょうど良い量です。しかも360°漏れ防止シールデザインのおかげで、バッグの中に入れても液漏れを気にせず持ち運べます。実際の体感としては、カバンの中での使用後も清潔感を保ちやすいのが嬉しいポイントです。

充電周りも現代的で、1300mAhの大容量バッテリーを搭載。1300mAhという容量は、フル充電で12杯分のジュースを作れるという実用性を裏付けます。Type-C充電にも対応しており、外出先での充電手段を選ばないのも大きなメリットです。スマホ用のモバイルバッテリーやPCのUSBポート、カーチャージャーなど、身近な充電方法で補充できる点も、旅や出張が多い人には強い味方です。

メンテナンス面も賢く設計されています。ブレンダーの取り外し可能なパーツは食品グレードのPCTG製カップで作られており、手洗いが可能です。特別な洗浄液を用意する必要がなく、水と少量の洗剤でさっと洗えるのは日常使いを考えると大きな利点です。さらに、電源ボタンを2回押すと、水が約40秒間自動旋回して内部の残留物を効果的に取り除く機能も備え、洗浄の手間を最小限に抑えられます。清潔さを保つ工夫が随所に見られ、毎日使い続けても衛生面での不安が少ない点が高評価ポイントです。

実際の使用シーンとしては、野菜と果物を組み合わせたスムージーはもちろん、氷を使ってアイス感覚のドリンクにも対応します。朝の時間に短時間で栄養価の高い一杯を用意しておけば、忙しい日にも体調管理がしやすくなります。スイーツ代わりのフルーツポンチ風ドリンクも、氷の粒度を調整するだけで滑らかな口当たりになり、満足感が高まります。もちろん粉末状のサプリやヨーグルトを加えれば、食事に近い質感のドリンクも作れます。外出先だけでなく、オフィスや旅先のホテルの部屋でも、すぐに新鮮な一杯を楽しめる点は最も大きな魅力です。

このモデルの気になる点としては、容量が300mLと小さめである点。長時間の連続使用には向かず、一度にたくさんの量を作りたい場合には数回に分けてブレンドする必要があります。また、氷の扱いについては前述のとおり「小さめの氷を推奨」という点を忘れず、氷の投入前に具材の大きさを整えるのがコツです。携帯性を重視する人には最適ですが、家での大容量ブレンドを主目的とする人にはややミスマッチかもしれません。それでも、デザイン性と実力のバランスは非常に高く、日常使いの幅を広げてくれるはずです。

最後に、まとめとしてこの Xiaomi ポータブルブレンダーは、氷粉砕機能と高出力モーター、40秒という短時間での仕上がり、そして持ち運びやすい設計を兼ね備えています。外出先での水分補給をアップデートしたい人、オフィスや出張先で手軽に栄養ドリンクを作りたい人には特におすすめできる一台です。良い点と気になる点を正直に比較しても、このモデルは総じて“買い”の価値が高いと感じます。