ONKYO 2ウェイ・スピーカーシステム D109XEBのレビュー
ONKYOの2ウェイ・スピーカーシステム D109XEBは、音楽愛好者にとって魅力的な選択肢です。このスピーカーの最大の特徴は、ウーファーに自社開発のN-OMF振動板を採用している点です。これにより、低音の豊かさと中音域の明瞭さが実現されています。音楽を聞く際に、特にボーカルや楽器の音域が鮮明に再現されるのが印象的です。
また、音域の輪郭を鮮明にするために、砲弾型イコライザーが装備されています。この機能により、様々な音楽ジャンルにおいて音質が改善され、クリアなサウンドを楽しむことができます。特に、ジャズやクラシックなどの繊細な音楽を再生する際に、その効果を実感しました。
加えて、定評のあるバランスドームツイーターを採用しているため、高音域も非常にクリアで、耳に心地よい音を提供しています。これにより、音楽全体のバランスが保たれるため、リスニング体験が向上します。
しかし、気になる点もいくつかあります。まず、キャビネットの支持構造がしっかりしているとはいえ、スピーカーのサイズによっては、置き場所を選ぶことがあります。また、ピアノ仕上げのキャビネットは美しいですが、傷がつきやすいというデメリットもあります。インテリアとしての美しさを追求する一方で、取り扱いには注意が必要です。
次に、スピーカーターミナルがバナナプラグ対応金メッキ真鍮削り出しネジ式である点は、接続のしやすさを向上させています。ただ、設置時にしっかりとネジを締める必要があり、初めての方には少し手間かもしれません。
以下に、評価表を示します:
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★☆ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
総じて、ONKYO D109XEBは多くの利点を持つスピーカーシステムであり、特に音質にこだわる方にはおすすめです。デザイン性も高く、インテリアとしても優れた存在感を放っていますが、取り扱いには注意が必要であることも忘れずに。音楽をより楽しむための一品として、ぜひ手に取ってみてください。