ONKYO FR MDコンポ 木目 FR-S7GX(D)のレビュー
ONKYOのFR MDコンポ、FR-S7GX(D)は、音楽愛好者にとって魅力的な選択肢です。このコンポは、CD、MD、チューナーが一体となったデザインで、音質と機能性の両方を兼ね備えています。特に、木目調の仕上げは高級感を醸し出しており、インテリアとしても優れた存在感を持っています。
まず、音質についてですが、実用最大出力は20W+20Wで、定格出力も14W+14Wと、家庭用としては十分なパワーを提供します。特に、CD部のシングルビットD/Aコンバーターは、クリアな音質を実現しており、音楽をより深く楽しむことができます。また、MD部では最長320分の録音が可能で、長時間のリスニングにも対応しています。
以下は、実際に使用して感じた評価です。
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★☆ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
デザインに関しては、木目調のキャビネットが暖かみを感じさせ、部屋の雰囲気を向上させます。ただし、サイズが少々大きめで、設置場所に工夫が必要です。そのため、コンパクトなスペースには不向きかもしれません。
機能性についても、幅広い入力端子が用意されていて、アナログ入力が3つ、光デジタル入力が1つあるため、様々なデバイスと接続が可能です。特に、サブウーファー出力があるため、より迫力のある音楽体験を求める方にもおすすめです。
ただ、気になる点もいくつかあります。例えば、スピーカーの最大入力が70Wと、他社製品と比較すると少し控えめな印象を受けました。音量を上げると、若干の歪みが感じられることもありますので、注意が必要です。また、定格感度レベルが85dB/W/mであるため、大音量での使用には向いていないかもしれません。
総じて、ONKYO FR-S7GX(D)は、音質にこだわりつつも、デザイン性も重視したい方におすすめのコンポです。価格帯も手頃で、コストパフォーマンスに優れていますが、設置環境や使用方法を考慮することが大切です。音楽を愛する方々にとって、購入する価値のある一品だと感じました。