Nikon デジタル一眼レフカメラ D750 レビュー
Nikonのデジタル一眼レフカメラ D750は、プロフェッショナルな写真家からアマチュアまで幅広い層に支持されているモデルです。このカメラは、特に動きのある被写体を撮影する際にその真価を発揮します。
まず、D750の特徴として挙げられるのは高密度51点AFシステムです。このシステムにより、素早く正確に被写体を捉えることができ、特に不規則に動く被写体を撮影する際には大きな強みとなります。そのため、スポーツや動物の撮影に最適です。
また、f/8対応AFが搭載されているため、機動性の高い超望遠AF撮影も可能です。この機能により、遠くの被写体をクリアに捉えることができ、特に野生動物の撮影時に威力を発揮します。
さらに、D750はグループエリアAFを採用しており、複数のAFポイントを使って被写体を「面で捉える」ことができます。これにより、動きのある場面でも安定したフォーカスを保つことができます。
それでは、実際に使用した際の評価を見てみましょう。
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★★ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
デザインに関しては、D750はシンプルでありながらも高級感があります。グリップ部分がしっかりしているため、長時間の撮影でも疲れにくい印象です。ただし、やや大きめのボディは、女性や手の小さい方には少し扱いづらいかもしれません。
機能性については、-3EV対応AFシステムのおかげで、暗い場所でもフォーカスが容易です。これにより、夜景や室内での撮影もストレスなく行えます。RGBセンサーは約91,000ピクセルの高解像度を誇り、色再現性も優れているため、自然な風景を忠実に再現します。
価格満足度に関しては、確かに高性能なカメラではありますが、同価格帯の他社製品と比較すると、もう少しお手頃であればと感じる部分もあります。しかし、性能とデザインのバランスを考えれば、十分に満足できる選択肢です。
最後に、D750の光学ファインダーは視野率約100%を誇り、撮影時に見える範囲がそのまま写真に反映されるため、構図を決める際にも安心です。これにより、被写体を的確に捉えられるため、初心者でも扱いやすいカメラです。
総じて、Nikon デジタル一眼レフカメラ D750は、その優れた機能性と使いやすさから、特に動きのある被写体を撮影する方におすすめです。若干のサイズ感や価格に関する懸念はあるものの、それを補って余りある性能を誇るカメラです。写真のクオリティを重視する方には、ぜひ一度試していただきたい一品です。
