敏感肌が買ってはいけないファンデーションとは？

普段、どのようにファンデーションを選んでいるでしょうか？

ファンデーションを選ぶ際の基準には価格やカバー力などさまざまな要素がありますが、特に敏感肌の方にはさらに注意が必要なポイントがいくつか存在します。

この記事では、敏感肌を持つ方が避けるべきファンデーションの種類や、逆に推奨されるファンデーションについて、詳しく解説していきます。

敏感肌の方は、ぜひこの記事を参考にして、自分にぴったりのファンデーションを見つけてみてください。

敏感肌とは？
敏感肌のファンデーション選びの悩み
1. ひび割れ対策
2. 肌荒れ対策
敏感肌が買ってはいけないファンデーションとは
おすすめのファンデーション
まとめ

敏感肌とは？

「敏感肌」という言葉は、私たちの生活の中でよく耳にすることが多いですが、具体的にはどのような状態を指すのかをご存知でしょうか。

敏感肌は、通常の肌のバリア機能が低下し、皮脂の分泌が減少することで乾燥した状態の肌を指します。このように乾燥した肌は外部からの刺激に敏感になり、肌荒れを引き起こしやすくなります。

また、敏感肌以外にも、季節の変わり目や睡眠不足などの要因によって一時的に肌トラブルが生じやすい「不安定肌」や、アトピー性皮膚炎などによって湿疹や赤みが出る「疾患肌」といった状態も存在します。これらの状態も敏感肌同様に肌荒れが起こりやすいですが、それぞれの対処法は異なりますので、自分の肌がどのような状態であるかを正確に把握することが非常に重要です。

特にアトピー性皮膚炎などアレルギーが原因で肌荒れを引き起こしている場合は、「疾患肌」の場合、皮膚科を受診し、適切な治療を受けることが必要です。

敏感肌のファンデーション選びの悩み

敏感肌の方々は、

丁寧に塗ったファンデーションがひび割れてしまうことがある
ファンデーションを塗ると肌がピリピリと刺激を感じることがある

このような経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか？

この「ひび割れ」と「肌荒れ」は、どのようなメカニズムで起こるのでしょうか？また、それを防ぐためにはどのような対策を講じるべきなのでしょうか。次の段落では、その仕組みと対策について詳しく解説していきます。

ひび割れ対策

ファンデーションがひび割れて崩れてしまう場合の対策としては、

保湿成分が含まれた下地やファンデーションを使用する
適切な量を使用することを心がける

といった方法が考えられます。

前述したように、敏感肌の方は肌が乾燥しているため、カサついたり硬くなった肌にファンデーションを塗ると、肌にしっかりと馴染まずに崩れてしまうことが多いです。そのため、ファンデーションを塗る前に保湿成分を含んだ下地を使用したり、ファンデーション自体に保湿成分が配合されているものを選ぶことが重要です。これにより、スキンケアで補った水分を肌に閉じ込め、潤いを保ちながらファンデーションを美しく仕上げることができます。

また、ファンデーションがよれる原因として、使用する量が多すぎたり少なすぎたりすることも挙げられます。隠したい部分を気にするあまり、過剰に塗ることは避けるようにしましょう。

肌荒れ対策

ファンデーションを塗ると肌荒れを引き起こす場合の対策としては、

肌荒れを引き起こす成分を避ける
使用するパフやブラシを常に清潔に保つ

このような対策が考えられます。

ファンデーションには、肌を美しく見せるためにさまざまな成分が含まれていますが、その中には肌に刺激を与える成分も存在します。次の段落で詳しくご説明しますが、肌荒れが気になる方は、「アレルギーテスト済」や「パッチテスト済」の表記がある製品や、ニキビの原因となるコメドができないことが確認されていることを示す「ノンコメドジェニックテスト済」の表示がある、肌に優しい成分から作られた製品を選ぶと良いでしょう。

さらに、ファンデーションを塗る際に使用するパフやブラシには、顔に付着した皮脂や周囲の埃が付着していることが多いです。これをそのまま使用すると、肌荒れの原因となりますので、使用後は必ず洗浄し、常に清潔な状態を保つことを心掛けましょう。

敏感肌が買ってはいけないファンデーションとは

前の段落でファンデーションの成分に注意することについて触れましたが、ここでは具体的にどのような成分が特に刺激となりやすいかを詳しくご紹介します。

紫外線吸収剤入り

多くのファンデーションには日焼け防止のための成分が含まれていますが、これには「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。紫外線吸収剤は紫外線を吸収し、それを熱や赤外線に変えて放出する成分であり、一方で紫外線散乱剤は紫外線を反射・散乱させる成分です。紫外線吸収剤は強力な日焼け止め効果がある反面、肌への負担も大きくなるため、敏感肌の方はこの成分が含まれている製品を避けるべきです。ただし、金属アレルギーがある方は、紫外線散乱剤に含まれる酸化亜鉛も刺激を引き起こす可能性があるため、十分な注意が必要です。

アルコール（エタノール）

アルコールは殺菌効果があり、さっぱりとした使用感を与えるために多くの化粧品に使用されています。しかし、アルコールは揮発性が高く、肌の水分を蒸発させてしまうため、敏感肌の方にはあまり好ましくない成分と言えるでしょう。

タール色素

タール色素は化粧品の色を美しく見せるために使用され、視覚的な印象を高める役割を果たします。アイシャドウやチーク、口紅などに広く使用されていますが、ファンデーションにもコントロールカラー効果を持つ製品に含まれることがあります。タール色素は厚生労働省によって使用が認可された成分であり、化粧品には安全な範囲内で配合されていますが、アレルギーを引き起こすリスクがあるため、敏感肌の方はできるだけ避けた方が良いでしょう。