買ってはいけない？象印ホットプレートBG733810Gレビュー

忙しい日常を美味しく彩る象印の平面プレート、BG733810G-01を徹底解説

日々の食卓を手早く、しかも美味しく彩るには、道具の使い勝手が大きな鍵になります。象印のBG733810G-01は、平面プレートを前提に設計されたホットプレートで、焼き物と煮物の両方を一台でこなせるのが魅力です。底板の厚みとヒートコントロールの組み合わせにより、均一な温度分布を意識した作りが感じられ、朝食のパンケーキから夕食の焼きそば、さらには餃子や野菜の焼き色づきまで、ムラなく仕上がる印象を受けました。

実際の設計を眺めると、整理された天板の角は丸みを帯び、取り外して洗えるパーツも多い点が現場の使い勝手を高めています。温度調整は直感的なダイヤル式で、初心者でも焦がさずにコントロールしやすいのが特徴。安定感のある脚部と、コードの取り回しを考慮した配置も好印象です。BG733810G-01の平面プレートは油跳ねを抑えた設計で、後片付けの時間を確保しやすい点も大きなメリット。加熱ムラを抑えるためのプレート表面処理が効いており、焼き色の乗り方にも安定感があります。

家庭料理だけでなく、友人との集まりや子どものお祝いごとでも活躍します。野菜を並べて焼くときは、表面が平らなので焦げ目が均一に付きやすく、見栄えにも優れます。朝にはホットケーキを、夜には焼きそばや餃子を同時に調理できる余地があり、キッチンのスペースを有効活用できる点が魅力。平面プレートの特性を活かせば、油の調整も容易で、家族の健康にも配慮した調理が可能です。

一方で課題と感じる点もいくつかあります。大人数の場合は同時調理のボリュームが限られるため、別の加熱器具を補う必要が出てくる場面も。温度設定の幅は広いものの、極端な高温を必要とする料理にはもう少しパワーが欲しいと感じる場面もありました。清掃は簡単ですが、平らな天板の縁や溝には汚れが残りやすいため、細部の拭き取りは丁寧さを要します。熱源の配置によっては、積み重ね時の収納が少し厳しく感じることも。

使い勝手を最大化するコツとしては、前後に油を薄くひくこと、短時間の下焼きで表面を整えること、そして後片付けを楽にするために使用後すぐに温度を下げて天板を冷ました後に水拭きすること。こうした基本を守るだけで、象印の平面プレートは長く頼れる相棒として活躍します。