買ってはいけない？ピーコック WY-D120レビューの真実！

煙を抑えつつ食欲を刺激する新生ピーコックの実力を徹底解説

< p>本格的な焼肉を自宅で楽しみたい人に朗報です。ピーコックの最新モデルは、煙を大幅に抑えつつ油の飛び散りも削減する設計が特徴。ヒーターとプレートが一体化した構造により高温域を安定させ、お肉の旨みを逃さずしっかり焼き上げます。従来の焼肉器の悩みの種だった発煙を抑える新構造は、3次元アーチ構造と呼ばれる工夫で実現されており、実用域の200℃前後での安定性も魅力です。

まず注目したいのは、煙約87%カットを実現する設計思想。プレートの角が斜めになっていることで油が受け皿へ落ちやすく、油飛びを抑制します。油はねの削減は、焼肉を楽しむ際の快適さだけでなく、後片付けの手間にも直結します。さらに多目的ゾーンの設計により、端の平面ゾーンには野菜を、傾斜ゾーンにはホルモンを効率よく配置することが可能。これにより、同じ熱源で複数の素材を同時に美味しく仕上げられる点が大きな魅力です。

使い勝手の面も見逃せません。WY-D120は、温度調節機能が豊富で、保温から約230℃までコントロール可能。忙しい時間帯でも、表面の焼き色をコントロールしやすく、肉の焼きムラを減らす工夫が随所に散りばめられています。焼き上がりの香ばしさを保ちつつ、煙と油の飛散を抑えるこのバランスは、家庭用としては非常に高い完成度と言えるでしょう。

お手入れは、使用後の冷却を待ってからの清掃が基本。差し込みプラグと温度調節器は確実に抜き、台所用洗剤で丁寧に洗うのがコツです。柔らかいスポンジや布を使い、アルミダイキャスト製のプレートの表面を傷つけないよう気をつけてください。油分がこびりつくこともあるため、焦げ付きが気になる場合は温度を控えめにして油の飛散を抑える工夫を続けると良いでしょう。なお、煙の抑制を最大化したいときは、調理時の温度を180℃から200℃の範囲に留めるのがおすすめです。

実際の使用感としては、まず天板の熱伝導の良さを感じます。プレートの素材感とフッ素加工の相乗効果で、薄切りのお肉でも短時間で良い焼き色が付き、ジューシーさを逃さずに仕上がります。油はねの削減効果は、特に油の多い部位を焼く際に顕著。キッチン周りの清掃負担が軽くなるのは、家事の時短にも寄与する大きな利点です。

反面、サイズ感はというと、1人前〜2人前の家庭利用には少し大きめに感じるかもしれません。幅51.6cm、奥行30.8cmという現行モデルの寸法は、キッチンのスペースを計画的に使う必要があります。重量も約2.3kgと、取り回しにはコツが要ります。ただし、安定した設置と熱効率の高さを考えれば、キッチンのキャパシティに合わせて使いこなす価値は十分あると言えるでしょう。加えて、受け皿の作業性が高い設計になっているため、油の処理も比較的スムーズです。

総じて、家庭用焼肉器としての完成度は非常に高い印象です。香ばしく焼ける体験だけでなく、煙と油のコントロールという実用性の高さが、普段の食卓を楽しく格上げしてくれます。WY-D120は、特に家族や友人と集まって本格的な焼肉を楽しみたいシーンに最適。油はねの悩みを減らしつつ、野菜も肉も美味しく仕上げられるバランスが秀逸です。