買ってはいけない？ZWILLINGエクステンドレビュー

コードレスで場所を選ばず使えるZWILLINGのエクステンドハンドブレンダーを徹底検証

ZWILLING ツヴィリングのエクステンドハンドブレンダースターターセットは、屋内外を問わず活躍する実力派です。まず大きな魅力として、コードレス設計が挙げられます。コードの煩わしさがなく、食材の準備スペースや鍋の置き位置を気にせず作業できるため、朝の短い時間でもスムーズに立ち上がります。外出先での下ごしらえや、アウトドアでの料理にも対応できる点は、忙しい現代のキッチン事情にぴったり。手元に置いて使いやすいサイズ感と、収納時のコードレスな利便性は、日常の“最短距離ブレンディング”を実現します。

本体には、家庭用としては珍しいBLDCモーターを搭載しており、高出力を保ちつつも運転音を抑える設計です。実際に使い始めると、鍋底での張り付きが抑えられ、素材を絡める動作が安定します。回転数は最大で11000 RPMに達し、食材の細かさを素早くコントロールできます。3段階のスピード調整と、ブレンド開始時のソフトスタート機構が組み合わされているため、初期の飛び散りを抑えつつ、離乳食作りやポタージュ作りの際に求める粗さを細かく設定できます。特にソフトスタートの機能は、滑らかなブレンドの第一歩として非常に有効で、鍋の縁に食材が飛ぶリスクを最小化します。

充電関連の設計も現代的です。1回のフル充電で約最大45分間の運転が可能とされ、頻繁な充電を意識せずに使用できる点は、時間に追われる日常には大きなメリット。他方で、食材や量、混ぜ方によって実運用時間は前後しますが、長時間の連続運転が必要な場面でも過度なストレスを感じないのは大きな強みです。ブレンダー本体の軽量設計も魅力で、女性の方や力があまり強くない方でも取り回しが楽です。規模感としては、ハンドブレンダーとしては上位クラスの安定感を出しつつ、手元の操作性を損なわないバランスが取れています。必要に応じて別売のチョッパーやウィスクアタッチメントを用いることで、野菜のみじん切り、肉のミンチ、クリームの泡立てなど、幅広い料理の下ごしらえを一台で完結させることが可能です。

使い勝手の面では、軽量でスリムなワンドと、耐久性のあるバッテリーの組み合わせが印象的です。長時間の作業でも握りやすさと安定性を両立しており、子どもの離乳食作りにも抵抗感なく使えます。衛生面にも配慮されており、ビーカーはプラスチック製で軽やか、洗浄も比較的楽です。ブレード部は特殊形状で、鍋底やボウルの縁の粘着を抑えつつ材料を底部までしっかり絡める設計。これらの設計要素が組み合わさり、徹底した時短の実現に結びついています。

セット内容としては、ハンドブレンダー本体とワンド、600mlビーカー、バッテリー/チャージャー、充電ケーブルとすべての基本機能がコンパクトに揃います。外観のデザインはシックで、キッチンのインテリアにも馴染む佇まい。日本正規販売品としての安心感も嬉しいポイントです。離乳食やスープ作り、スムージー作りなど、料理の幅を広げたい方にとって、このスターターセットは「これ一台で済む」という実用性を強く印象づけます。

次に、良い点と気になる点を整理します。良い点として、何と言ってもコードレスの自由度、BLDCモーターのパワーと静音性、そして最大45分間の長時間運用が挙げられます。気になる点としては、別売アタッチメントの追加費用がかかる点と、バッテリー容量の関係で連続作業時間が長いレシピには工夫が必要な場面がある点でしょう。しかし、日常の離乳食作りやスムージー、ポタージュ作成には十分余裕をもって対応でき、適切な食材選択と分量調整で高い満足感が得られます。静音性も相まって、朝の時間帯や深夜帯の調理にも向いています。子育て中の方や、家族の健康志向をサポートしたい方にとって、投資する価値のある一台だと感じます。

表での評価を一目で確認できるようにまとめました。以下の星評価は実際の使用感を基に、直感的に理解しやすいよう設定しています。