SANSUI 山水 サンスイ T-α7 FM/AMステレオチューナーのレビュー
SANSUIの「T-α7」は、FM/AMステレオチューナーとして非常に優れた性能を持っています。そのスタイリッシュなデザインとコンパクトなサイズは、どんなインテリアにもマッチし、音楽を楽しむための理想的なアイテムです。
まず、FMチューナー部の受信周波数範囲は76.0~90.0MHzで、感度は2μV(IHF)という高い数値を誇ります。この性能によって、ノイズの少ないクリアな音質が楽しめます。また、全高調波歪率はstereoで0.4%以下、SN比は70dB以上と、音質へのこだわりが感じられます。セパレーションも40dB以上(1kHz)で、音の定位が非常に良好です。
一方で、AMチューナー部の受信周波数範囲は531~1,629kHzで、感度は53dB/m(バーアンテナ)というスペックがあります。この性能により、AMラジオの受信も安定しており、ニュースやスポーツ中継をストレスなく楽しむことができます。しかし、AMの受信感度が若干弱いと感じることもあり、使用環境によっては注意が必要かもしれません。
さて、ここで評価表を見てみましょう。
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★☆ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
このように、デザインは非常に洗練されており、インテリアとしても楽しめるのがポイントです。機能性についても、FM/AMの両方で高い受信性能を発揮していますが、AM受信の一部の環境では改善の余地があるかもしれません。
さらに、付属回路・装置としてFMアッテネーターやミューティングスイッチ、ディスクリミネーター端子などが搭載されており、利便性も高いです。特に、300Ω/75Ω同軸アンテナ端子があることで、好みのアンテナを接続することができ、音質向上にも寄与します。
外形寸法は幅400×高さ120×奥行240mmで、重量は5.0kgと、持ち運びや設置も簡単です。デスク上やリビングに自然に溶け込むサイズ感が魅力的です。
全体的に見て、SANSUIのT-α7は音質、デザイン、機能性のバランスが取れた優れた製品です。特にFM受信のクオリティは高く、多くの音楽ファンにとって満足のいく体験を提供してくれるでしょう。ただし、AMの受信感度に関しては、もう少し改善されると完璧と言えるでしょう。
音楽を愛する方や、ラジオを日常的に楽しむ方にとって、このチューナーは非常におすすめのアイテムです。是非、この高性能なステレオチューナーで素晴らしい音楽の世界を体験してみてはいかがでしょうか。