ライトピックスラボ FlashQ Q20II Matte Black レビュー
ライトピックスラボが誇るFlashQ Q20II Matte Blackは、特にGRストアの限定モデルとして登場した注目の多機能クリップオンストロボです。この製品は、デザイン性と機能性の両方を兼ね備えた優れたアイテムであり、多くのカメラ愛好家やプロフェッショナルにとって非常に魅力的な選択肢となることでしょう。
まず最初に目を引くのは、そのマットブラックカラーです。この色合いは、GRのデザインに完璧にマッチし、見た目の美しさだけでなく、実際の使用時にも落ち着いた印象を与えることが特徴です。特に、ダークグレーの印刷色との組み合わせは、シンプルでありながらも洗練された雰囲気を醸し出しています。
### 評価項目
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★☆ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
次に、機能性について詳しく見ていきましょう。FlashQ Q20IIは、非常にコンパクトで薄い設計が特徴です。特に、取り外し可能なトランスミッター部を活用することで、オフカメラでのワイヤレス発光が可能になります。最大で10メートルの距離で使用できるため、撮影の幅が大いに広がります。ただし、TTLや自動調光機能が搭載されていないため、マニュアル発光専用のこのストロボは、ある程度撮影に慣れた方に向いていると言えるでしょう。初めてフラッシュを使用する方にとっては、少々戸惑う部分があるかもしれません。
発光量は7段階で調整可能で、最大ガイドナンバーは20(ISO100時)を誇ります。光量の調整は非常に簡単で、左右のボタンを使ってスムーズに行えるため、撮影中でも快適に操作できます。これは特に、動きのある被写体を撮影する際に大きな利点となるでしょう。
さらに、ヘッド部分にはバウンス機能が充実しており、上方向に0度から90度までの5段階で調整が可能です。この機能により、様々なシーンでのライティングが実現し、クリエイティブな撮影が楽しめます。しかし、バウンス機能を使用する際には、しっかりとした設定を行わないと、期待通りの効果が得られないこともあるので、注意が必要です。
気になる点としては、先述した通り、TTL機能が搭載されていないため、初めてフラッシュを使う方にとっては少々ハードルが高いかもしれません。また、コンパクトさ故に、長時間の使用では手が疲れることもあります。しかし、これらのデメリットを考慮に入れても、FlashQ Q20IIの魅力は非常に大きいと感じます。
全体的に見渡すと、ライトピックスラボのFlashQ Q20II Matte Blackは、デザインと機能性を兼ね備えた優れた選択肢です。特に、クリエイティブな撮影を行うプロや、フラッシュを使いこなしたい方には、非常におすすめできる製品です。使い方をしっかりと理解すれば、素晴らしい写真を撮影する手助けをしてくれることでしょう。
最後に、価格に関してですが、非常にコストパフォーマンスが良いと感じました。機能性に見合った価格で、長期間にわたって使用できる製品ですので、購入を検討している方にはぜひ手に取ってみていただきたいと思います。



