Nikon デジタル一眼レフカメラ D7500 18-140VR レンズキット レビュー
Nikonの新しいデジタル一眼レフカメラ、D7500は、特に写真や動画に情熱を持つユーザーにとって魅力的な選択肢です。このカメラは、D500クラスの高画質に匹敵する性能を持っており、画像処理エンジンEXPEED 5がその心臓部となっています。
まず、D7500の最大の魅力は、ISO 100~51200の広い感度域です。この特性により、暗い場所でも高品質な写真が撮影可能です。私自身、夜景撮影の際にこの機能を活用しましたが、ノイズが少なく、細部までしっかりと描写されていました。
さらに、最高約8コマ/秒での連続撮影が可能であり、スポーツや動きのあるシーンでも逃すことなく捉えることができます。特に14ビットロスレス圧縮RAWでの撮影は、後で編集する際にも柔軟性を持たせてくれます。実際に、私が撮影した動物の写真では、動きが多い瞬間をきれいにキャッチでき、大満足でした。
評価表
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★★ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
デザイン面では、軽量で薄型のボディーが特徴です。深いグリップが施されており、ホールド性も抜群ですので、長時間の撮影でも疲れにくいです。チルト式の3.2型画像モニターはタッチパネルを採用しており、直感的な操作が可能です。これにより、構図を決める際やメニューのナビゲーションがスムーズになります。
ただし、気になる点もあります。例えば、Wi-Fi機能であるSnapBridgeを使って撮影画像をスマートフォンに自動転送できますが、時折接続が不安定になることがあります。特に、動きのある被写体を撮影している際に急に接続が切れると、少しストレスを感じることがありました。
また、静止画のフリッカー低減機能が搭載されているため、蛍光灯の下での撮影が快適になっていますが、すべてのシーンで完璧に機能するわけではなく、環境によっては微妙な影響を受けることもあるかもしれません。
最後に、静止画約950コマの撮影が可能な低消費電力設計と長寿命バッテリーは、長時間の撮影を行う際には非常に助かります。この点は、特に旅行やイベント撮影時に重宝しました。
全体として、Nikon D7500は非常にバランスの取れたカメラであり、高性能な機能と使いやすさを兼ね備えています。撮影の自由度を高めたい方には、ぜひおすすめしたい一台です。
