【地方移住はやめろ！】家がもらえる条件は？地方移住を成功させるコツも紹介！

「通勤ラッシュや混雑した街から解放されて、のんびりした田舎で過ごしたい……」
「子育てするなら、広々とした田舎の一軒家に引っ越したい！」

田舎での生活に夢を抱いている方はたくさんいらっしゃいますが、実際に移住してみると、都会との文化や生活スタイルの違いに戸惑ったり、思い描いていた生活とのギャップから後悔することも珍しくありません。

そこで、今回は地方移住で家がもらえる方法や条件、さらに移住を成功させるための具体的なポイントについて詳しくご紹介していくことにします。

また、関東や関西で注目の移住エリアについても触れますので、ぜひ最後までご覧ください！

地方移住で家がもらえるって本当？

地方移住を考える際に知っておくと非常に役立つ「地方移住で家がもらえる方法」とその条件について、詳しく解説していきます。

地方移住で家がもらえる方法は大きく２つ！

地方移住で住宅を取得する方法は、大きく分けて2つあります。一つは、一定の居住期間を経て地方自治体から「無償譲渡」を受ける方法で、もう一つは空き家バンクを利用して「ゼロ円物件」を見つける方法です。

空き家バンクとは、地方自治体が管理する空き家に関する情報を提供するサービスで、有料物件と「ゼロ円物件」があります。

「ゼロ円物件」が存在する理由は、取り壊し費用や相続税、固定資産税がかかるなどの理由があります。

これらの物件は長期間空き家として放置されていることが多く、そのためリフォームや修繕が必要になる場合がありますが、年齢や家族構成に関係なく、一軒家を手に入れるチャンスがあるのです。

　地方移住で家がもらえる条件！

【茨城県境町】

• 子育て世帯または新婚世帯で町外から転入する世帯が優先されます。
• 入居者および同居者の合算所得が月額487,000円以下であること

【北海道雄武町】

• 10年以上の居住を確約できる方
• 第三者への貸出や譲渡がないことを約束できる方
• 移住宅地の貸付及び譲渡に関する契約書を締結した日の翌年12月31日までに次の住宅を建築し、住民登録ができる方

【宮城県七ヶ宿町】

• 40歳以下の夫婦
• 中学生以下の子供がいること
• 地域活動に積極的に参加する意欲があること

「有料物件」についても条件がないことが多いですが、物件ごとに異なるため、しっかりと確認しておくことが重要です。

　確認はこちら

地方移住を成功させるコツは？

地方移住を成功させるために知っておくべきポイントを厳選して8つご紹介します。地方移住を考えている方は、ぜひ家族全員で確認してみてください。

仕事は見つけられているか

「移住してから仕事を探せば大丈夫」と楽観的に考えていると、求人の少なさに驚くことになるかもしれません。地方では業種が限られ、収入が減少する傾向があるため、事前にしっかりとリサーチしておくことが重要です。

人との関わりを楽しめるか

田舎での生活において避けられないのが人との関わりです。田舎は娯楽が少ないため、人との交流に多くの時間を費やすことになるでしょう。

もちろん、人との関わりを避けることも可能ですが、それが悪評につながったり、ちょっとしたことが原因で陰口を叩かれるリスクもありますので注意が必要です。

方言はある程度理解できるか

役所や銀行、公共交通機関では地元の方言が用いられます。ある程度聞き取れないと、どのコミュニティにも入れず孤立してしまうおそれがあります。

害虫に対して耐性があるか

家の中でどれだけ対策をしても、玄関や窓、車の周りには大きな蛾やカエル、毛虫が現れることがあります。これらの害虫の対策は永遠に続くかもしれませんので、心構えが必要です。

スーパーやドラッグストアまでの距離を把握しているか

スーパーやドラッグストアまでどのような道を通り、どのくらいの時間がかかるかをしっかり把握しておきましょう。特に、田舎では買い物が一大イベントになることもあります。

自治会や消防団の存在、参加の必要性は？

田舎には自治会や消防団が存在します。参加は自由とされていますが、実際には必須と捉えても良いでしょう。自治会や消防団への参加は地域との繋がりを築く上で非常に重要で、もし参加しない場合、悪評が立つ可能性も考えられます。

予算をある程度確保しているか

田舎では、限られたスーパーやドラッグストアに行く必要があります。「格安スーパー」を利用していた方は、都会に住んでいた頃よりも日用品にかかる費用が増える可能性がありますので、予算の見直しが大切です。

気候（台風、洪水、雪など）についての情報は？

台風や洪水、雪で道路が封鎖されることもあります。地域の方に事前に確認しておくことが大切です。特に自然災害に備えるための情報収集は怠らないようにしましょう。

【関東】2024年家付きの地方移住で注目のエリアは？

• 北海道雄武町

過疎化を防ぎ、町の活性化を目指すため、移住宅地（町有地の一部）を無償で貸与し、一定期間内に住宅を建設した場合、土地を無償で譲渡する制度が実施されています。

この制度利用の条件についてはこちらを参照してください。

• 宮城県七ヶ宿町

新築の戸建て住宅に入居し、20年間住むことで土地と建物が無償で譲渡される制度が設けられています。気候や生活環境、町の制度が希望に合っているかどうか、オンライン移住相談も行っていますので、ぜひ活用してください。

この制度利用の条件についてはこちらを確認してください。

• 茨城県境町

「田舎暮らしの本」で住みたい田舎ベストランキングの上位に常にランクインしている境町。新築住宅に25年間住み続けると、土地と住宅が無償で譲渡される制度が設けられています。

この制度利用の条件についてはこちらを参照ください。なお、今年度の募集は終了しています。

【関西】2024年家付きの地方移住で注目のエリアは？

• 福井県池田町

地域に深く根ざした池田町の暮らしを希望する若者の移住・定住を促進するために、「学園子育て支援住宅」が整備されています。

• 島根県飯南町

古くから山陰と山陽を結ぶ重要な地域であり、町外からの移住者も温かく受け入れる風土が根付いている飯南町。毎月4万円を支払い、25年間住み続けることで土地と建物が譲渡される制度があります。この制度は、地域に定住するための大きな支援となるでしょう。

【地方移住はやめろ！】家がもらえる条件は？地方移住を成功させるコツも紹介！まとめ

今回の記事では、地方移住で家がもらえる方法やその条件、さらに移住を成功させるためのポイントについて詳しく解説しました。

「無償譲渡」制度は常に実施されているわけではないため、定期的に情報をチェックすることを強くおすすめします。