メイクを簡単に拭き取るだけで落とせる拭き取りクレンジングは、本当に便利で手軽ですよね。
私自身も、洗顔の手間を省けるその利便性に惹かれ、日々のスキンケアに積極的に取り入れていました。

しかし、拭き取るという行為は、つまり肌に摩擦を与えることを意味します。
肌に発生する摩擦は、さまざまなトラブルの引き金となる可能性があるため、使用を控える方が賢明であるというのが現実です。
この記事では、拭き取りクレンジングを避けるべき理由と、代わりにどのようなクレンジングを選ぶべきかについて詳しくお話ししていきます。
普段から拭き取りタイプのクレンジングを愛用している方には、ぜひ知っておいていただきたい情報です。
最後までお付き合いくださると幸いです。
拭き取りクレンジングを選んではいけない理由
まず初めに、皮膚は表皮、真皮、そして皮下組織の3つの層に分けられ、最も外側に位置する表皮は実に約0.2mmという薄さしかありません。
その表皮の外側にある角質層は、なんと0.01〜0.03mmという極めて薄い層で、強いて言えばラップとほぼ同じ薄さです。
この角質層は、角質細胞がレンガのように積み重なって形成されており、体内の水分が失われないようにしっかりと守っています。
また、外部からの化学物質や紫外線、アレルゲンなどから肌を保護する重要な役割を果たしており、これがバリア機能と呼ばれるものです。
拭き取る際に生じる摩擦によって角質が剥がれると、このバリア機能が損なわれてしまいます。
その結果、肌に炎症が発生したり、肌のキメが乱れたり、シミの原因になったりと、さまざまな肌トラブルを引き起こす原因となってしまうのです。
どのようなタイプのクレンジングを選ぶべきか
クレンジングの選び方は、実際に行ったメイクの濃さによって変わってきます。
しっかりとしたメイクを施している方には、洗浄力が弱いクレンジングを使用すると、なかなかメイクが落ちず、無理にこすってしまうことがあるため、ある程度の洗浄力を持ったものを選ぶことをお勧めします。
洗浄力が強いアイテムとしては、オイルやジェルタイプが特におすすめです。
しかし、強すぎる洗浄力を持つものは、必要な皮脂まで奪ってしまう可能性があるため、クレンジングの後にはしっかりと保湿を行うことが重要です。
ナチュラルメイクを好む方には、洗浄力の高いオイルなどは肌に対して負担が大きいため、クリームやミルクタイプのクレンジングをおすすめします。
これらのアイテムは、メイク汚れをじっくりと浮かせて落とすことができるため、肌をゴシゴシとこすらずに優しく使用することができます。
肌に優しいおすすめのクレンジング5選
実際にどのクレンジングを選ぶべきかという疑問にお応えします。
以下に紹介する5つのクレンジングをぜひ参考にしてみてください。
FANCLマイルドクレンジング

こちらのクレンジングは私自身も実際に使用していたのですが、本当にこすることなくメイクがしっかりと落ちてくれます。
濡れた肌でも使用できるため、お風呂場で簡単に手軽に落とすことができて、とても楽ちんです。
熟成ホップエキスが角栓をしっかりと取り除き、緑茶エキスが肌を引き締める効果も期待できます。
さらに、
- 防腐剤
- 香料
- 合成色素
- 石油系界面活性剤
- 紫外線吸収剤
この5種類が無添加であるため、敏感肌の方でも安心して使用できる処方となっています。
アテニア スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ

珊瑚草オイル、ロックローズオイル、イモーテルオイルが、くすみの原因となる古くなった角質汚れをしっかりと落としてくれます。
アルガンオイルは毛穴の汚れや角栓をきれいに取り去り、うるおい成分であるバオバブオイルがしっかりと保湿を行い、洗い上がりのつっぱり感を軽減してくれるのが特徴です。
- 鉱物油
- パラベン
- アルコール
この3種類が無添加であるため、低刺激な処方になっています。
無印良品 オイルクレンジング 敏感肌用
こちらはオリーブ油をメインに使用しており、なんと100%のオイル成分が植物性で作られています。
- 無香料
- 無着色
- 無鉱物油
- パラベンフリー
- アルコールフリー
アレルギーテストもクリアしているため、こちらも低刺激で安心して使用できます。
ただし、ウォータープルーフのマスカラなどは落ちにくいため、自分のメイクに合わせてお使いください。
無印良品 マイルドミルククレンジング
うるおい成分としてリピジュア、アンズ果汁、モモ葉エキス、ヒアルロン酸が配合されており、洗い上がりのつっぱり感を軽減してくれます。
- 合成香料無添加
- 無着色
- 無鉱物油
- パラベンフリー
- アルコールフリー
弱酸性であり、肌への負担も少ない優しい処方となっています。
カウブランド 無添加メイク落とし

- 着色料
- 香料
- パラベンなどの防腐剤
- 品質安定剤
- 鉱物油
- アルコール
この6種類が無添加であり、セラミド・ヒアルロン酸・アミノ酸など、肌に由来する保湿成分が配合されているため、肌に優しくしっかりとうるおいを与えてくれます。
まとめ
肌は思っている以上にデリケートで敏感なものです。
楽だからといって拭き取りクレンジングを使うことで、肌トラブルを引き起こさないように、クレンジングの方法には十分に配慮する必要があります。
さまざまなクレンジング製品が市場にあふれていますが、それぞれの特性をしっかり理解した上で、肌への負担が少ないものを選ぶことを心掛けてみてください。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
コメント