さて、皆さんにお尋ねしますが、あなたはお部屋の掃除機をかけるのにどれくらいの時間をかけていますか?
おそらく約20分程度ではないでしょうか?また、住居が広い場合には、もしかすると1時間近くかかることもあるかもしれません。
さらに、ペットを飼っている方々は、愛犬や愛猫の毛が増えることから、掃除の頻度が増すことが多いと感じているのではないでしょうか。
仮に、3日に1度、20分間の掃除機掛けを行うと考えた場合、年間ではなんと40時間以上も掃除に費やすことになります。
これを東京都の最低賃金で換算すると、約4万3千円に相当する金額になります。
そこで、今回はこの掃除にかかる貴重な時間や労力を節約するために役立つ家電、つまり「ロボット掃除機」について詳しくご紹介していきたいと思います。
本記事は以下のような方々に向けて作成されています。
- 時短家電に興味を持っている方
- 掃除機をかけるのが面倒だと感じている方
- ロボット掃除機の導入効果が特に高い方(広い家に住んでいる方やペットを飼っている方など)
1.ロボット掃除機の種類・おすすめ機能
- ロボット掃除機の種類
ロボット掃除機は、吸引方式によって大きく3つのタイプに分類されます。
まず1つ目が吸引のみ、次に2つ目がサイドブラシと吸引の組み合わせ、そして3つ目がサイドブラシ、床ブラシ、吸引の組み合わせのモデルです。
- 吸引のみ
この方式は、底面に設置された吸引口を通じてゴミを吸引するというシンプルな仕組みです。
ただし、サイドブラシが装備されていないため、部屋の隅や端にあるゴミをしっかりと拾うことが難しいというデメリットがあります。
- サイドブラシ+吸引
このタイプは、部屋の隅や端に存在するゴミを本体の前面に押し出すサイドブラシと吸引機能が一体となっています。
吸引のみのモデルに比べて、全体的なゴミの収集能力が向上しているのが特徴です。
また、サイドブラシの数は機種によって異なり、ブラシの数が多いほど集塵能力が高まる傾向があります。
- サイドブラシ+床ブラシ+吸引
現在のロボット掃除機の中で最も多く採用されている方式です。
前方のサイドブラシがゴミを掻き出すと同時に、床ブラシも働きかけてゴミを掻き出し、吸引を行います。
特にカーペットなど、毛足の中にゴミが入り込みやすい場所での清掃に非常に効果的です。
- おすすめ機能① マッピング機能
マッピング機能とは、カメラやセンサーを活用して部屋の間取りや形状を解析し、マップを作成する機能のことを指します。
この作成されたマップを活用することで、効率的に掃除を進めたり、特定のエリアだけを掃除することが可能になります。
さらに、スマートフォンを使って掃除禁止エリアを指定できるモデルもあり、この機能を利用すればペットのフンや電源コードなど、危険な場所を避けて掃除してくれるものも存在します。
このマッピング機能は、特に家族が多い家庭や部屋数が多い場合、また複雑な間取りの家、さらにはペットを飼っている方に非常におすすめの機能となっています。
- おすすめ機能② 自動ゴミ収集機能
ロボット掃除機に付属しているゴミ回収ボックスは、意外にも容量が少ないことが多いです。
そのため、掃除するたびに回収ボックス内部のゴミを捨てる必要があり、その際に舞い上がるゴミによってアレルギーが引き起こされる可能性も考えられます。
そこで便利なのが、「自動収集機能」です。
この機能は、ロボットが掃除を終えた後、自動的に充電スポットに戻り、内部のゴミをドック内へ自動で収集する仕組みになっています。
そのため、掃除をするたびにゴミを捨てる手間が省けるのです。
さらに、ドック内の交換用パックには1〜2ヶ月分のゴミを溜めることができるため、ゴミ捨てにかかる手間や時間を大幅に削減できます。
ただし、充電ドックが大きくなるため設置場所に困ることや、価格が高めであること、またランニングコスト(交換パック代)がかかるといったデメリットも存在します。
2. ロボット掃除機を使うメリット
ここで、ロボット掃除機を購入することによるメリットについて詳しくお伝えしたいと思います。
- 時間を大幅に節約できる。
- 掃除にかかる労力を軽減できる。
- (スマートフォンとの連携機能が搭載されている場合)外出先からでも掃除を行うことが可能になる。
- 部屋を清潔に保つことで、ゴミや埃によるアレルギーを減少させることができる。
3. ロボット掃除機のデメリット
続いては、ロボット掃除機に関するデメリットについてお話ししたいと思います。
- ロボット掃除機自体の価格が高い。
- 電源コードなどに絡まり、掃除ができないことがある。
- ロボット自体のメンテナンス(例えば内部の清掃など)が必要になる。
- 床に家具や物が多いと、掃除できる範囲が狭くなってしまう。
- ブラシやローラー、(自動収集機能付きの場合)ゴミパックなど、ランニングコストが必要になる。
4. ロボット掃除機を買ったほうがいい人の特徴
これまでの情報を踏まえると、ロボット掃除機を購入するべき人は次のような方々です。
- 掃除機をかけるのが面倒だと感じている方
- 共働きや一人暮らしで忙しく、掃除をするための「時間」がない方
- 広い住居にお住まいの方
- 床に物が少ない方(掃除可能な面積が広いため)
- ペットを飼っている方
5. ロボット掃除機を買ってはいけない人の特徴
逆に、ロボット掃除機の購入を控えた方が良い人は以下のような方です。
- 床に物や家具がたくさん置いてある方
- コードが散乱している場所がある方
- 隅々まで「完璧に」掃除をしないと気が済まない方
6. まとめ
以上の内容を考慮すると、ロボット掃除機は完璧主義であったり、床に多くの物を置いている方を除いて、ほとんどの方におすすめできる製品であると言えます。
価格も手頃なものであれば、1万円台から購入可能です。
また、マッピング機能や自動収集機能が付いているモデルも、比較的安価で5〜6万円台で手に入れることができます。
これは、同じく時短家電とされる「ドラム式洗濯機」が2〜30万円かかるのに対し、非常にコストパフォーマンスに優れています。
時短家電への初めての投資としても最適な選択肢と言えるでしょう。
今回の記事を読んで興味を持たれた方は、ぜひロボット掃除機についてさらに調査し、あなたにとって理想的な一台を見つけてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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