洗顔用に牛乳石鹸を買ってはいけない?赤箱や青箱の違いとは 

牛乳石鹸という名前を聞くと、一般的には体を洗うための石鹸という印象を持たれる方が多いかもしれません。
最近では、SNSで牛乳石鹸を洗顔料として利用する女性の投稿をよく見かけるようになりました。


1個あたり約110円というリーズナブルな価格設定で、非常にコストパフォーマンスが良いと評判です。
実際に、肌がしっとりと仕上がるという良い口コミを多数目にします。

しかし、その一方で、洗い上がりがさっぱりしない、または乾燥してつっぱるという真逆の意見も見受けられます。
なぜこれほど評価が二極化しているのでしょうか。
購入をためらう前に、石鹸選びのポイントについて詳しく考えてみましょう。

牛乳石鹸の赤箱と青箱の違い

牛乳石鹸には、外箱の色に基づいて赤箱と青箱の2種類が存在します。
スーパーやドラッグストアの陳列棚では、簡単にその違いを見分けることができます。
どちらも牛乳が主成分となっており、昔ながらの釜だき製法で作られているため、肌触りが非常に滑らかです。

それぞれの違いとして特に大きなポイントは、保湿成分の有無と香りの違いです。

しっとりした使い心地の赤箱

赤箱には、スクワランという保湿成分が含まれています。
スクワランは、ほ乳類や植物に由来する天然の成分で、肌に優しい特性があります。
汗や水分と混ざり合うことで膜を形成し、乾燥を防ぎながら肌をトラブルから守る役割を果たします。
その結果、洗い上がりはしっとりとしていて、つっぱりにくくなります。また、ローズ系の香りが心を落ち着け、リラックスさせてくれるような使い心地を提供します。

さっぱりした使い心地の青箱

対して、青箱にはスクワランが配合されていません。

\最大7.5%ポイントアップ!/
Amazon

牛乳の成分を使用しているため肌当たりは良いものの、赤箱と比べると潤いの感じ方はやや劣ります。
青箱は、さっぱりとした洗い上がりを重視しているため、特に脂性肌の方には好まれることがあります。
青箱の香りはジャスミンの花を基にしており、赤箱よりも控えめな印象を与えます。

洗顔にむくのは赤箱

洗顔料として使うのであれば、洗った後でも潤いが感じられる赤箱が適しています。

カウブランド
¥1,346 (2025/04/20 22:55時点 | Amazon調べ)
\最大7.5%ポイントアップ!/
Amazon

SNS上では「赤箱」や「赤箱女子」といったハッシュタグが見受けられ、多くの女性に人気を集めています。
肌トラブルに悩んでいる人が、皮膚科医から肌に優しい石鹸として赤箱を勧められることもあるようです。

一方で、脂性肌の方には青箱のさっぱりとした使用感が好まれることもあるでしょう。
ですが、公式サイトや利用者の口コミを確認すると、洗顔においては特に青箱の使用が推奨されているわけではないようです。

もし牛乳石鹸を使用しているのに、肌のつっぱりや乾燥が気になる場合は、青箱を選んでいることが原因かもしれません。
青箱を使っている方は、お風呂用として使用し、洗顔には赤箱を使うことを検討してみてはいかがでしょうか。

赤箱を使っているのに肌悩みが解消しない

赤箱を使用しているにもかかわらず、乾燥してピリピリする、または肌に潤いが感じられないという悩みを抱えている方も少なくありません。
そういった場合、肌を傷める行動をとっている可能性が考えられます。
具体的な注意すべき点は以下の通りです。

石鹸を泡立てずに洗う

洗顔時に、手のひらに石鹸を直接こすりつけて、力を入れて塗り広げていませんか。
強くこすることで、肌にダメージを与えてしまうことがあり、これが乾燥を悪化させる原因となることもあります。

赤箱は比較的泡立ちが良いですが、洗顔ネットなどを使用すると、さらにきめ細かいクリーミーな泡を作ることができます。
柔らかい泡を肌に優しくのせて、顔全体に広げるようにすると、肌トラブルを悪化させる心配が少なくなります。
朝の忙しい時間に泡立てる余裕がない場合は、手で軽く泡立てて、顔を包み込むようにして広げると良いでしょう。

また、すすぐ際にも注意が必要です。
両手に水をためて、こすらずに優しく洗い流すことを心掛けましょう。

メイクを落とさないで洗顔する

どれだけ泡立てても、赤箱ではメイクを完全に落とすのは難しいです。
メイクが落ちないまま何度も洗顔を行うと、必要な皮脂が奪われ、結果として肌がさらに乾燥してしまいます。

特に、ウォータープルーフタイプのアイメイクやティントリップなどは、赤箱では完全には落とせません。
そのため、先にメイク落としやポイントメイク用のリムーバーを使用し、その後に赤箱でダブル洗顔を行うことをおすすめします。

洗顔後にスキンケアをしないままでいる

赤箱を使って泡で洗顔をしたり、メイク落としを行ったりしているのに、肌の調子が良くならないという方はいらっしゃいませんか。
石鹸に保湿成分が含まれているからといって、スキンケアをおろそかにしていることがあるかもしれません。

洗顔の後は、必要な皮脂が肌から除去された状態になります。
洗った直後は肌の水分が残っているかもしれませんが、皮脂が不足しているために蒸発しやすい状態になっているのです。
したがって、そのまま放置しておくと乾燥が進行してしまう可能性があります。

洗顔後は化粧水でしっかりと保湿を行い、その後乳液やクリームでフタをすることが重要です。
朝はメイク前にお手入れを行う方が多いので、特に問題はないかもしれません。
しかし、夜に家事や仕事で忙しくてスキンケアを怠ってしまう方もいるかもしれません。
手間がかかるように思えるかもしれませんが、トラブル知らずの美肌を目指すためには非常に大切なポイントとなります。

赤箱が向かない方

洗顔に適しているとされる赤箱ですが、どうしても合わない方もいます。
特に脂性肌の方は、洗った後にさっぱり感が得られないと感じることもあるでしょう。
また、牛乳成分が合わない、あるいはローズの香りが好みでない方もいるかもしれません。
赤箱の特性を理解し、購入前にじっくりと検討することをお勧めいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました