買ってはいけない！？　老化が進むパスタ

スパゲティは本当に美味しいですよね。「ボンゴレ」や「シーフードパスタ」、「ナポリタン」、さらには「カルボナーラ」など、さまざまな種類があって、どれも味わい深く楽しめます。

多くのレストランが存在し、チェーン店も数多く見かけます。

さらに、自宅で手軽に作ることもできて、とても美味しい料理として親しまれています。

私自身も頻繁にスパゲティを楽しんでいます。

しかし、私たちの生活に欠かせないパスタの中には、老化が進んでしまうものがあることをご存じでしょうか？

えっ？あんなに美味しいのに、そんなことがあるの？

パスタの種類によって、そんなに違いがあるのですか？

そのように感じる方が多いのではないかと思います。

この記事をお読みいただくことで、以下のことが明らかになります。

・老化が進むパスタとは何かが理解できる。

・なぜ老化が進んでしまうのか、その理由がわかる。

それでは、最後までどうぞよろしくお願いいたします。

老化が進むパスタ
なぜ老化が進むのか？
まとめ

老化が進むパスタ

パスタは世界中で親しまれている食品の一つです。その歴史は非常に古く、なんと1000年以上前の古代ローマ時代にまで遡ることができます。

その後、パスタは人々の生活と社会の変化に伴って進化し、12世紀にはすでに乾燥パスタの製造が現代のイタリアの南部、シチリアで行われていました。

1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見したことがきっかけで、パスタは世界中に広まりました。この発見によって、とうもろこし、じゃがいも、トマトがヨーロッパに持ち込まれ、特にトマトがイタリアに伝わったことで、「トマトソースと絡めて食べる」という現在のスタイルに繋がったのです。

日本においても、明治16年頃からマカロニの製造が始まりました。当初は高級ホテルやレストランでしか味わえない贅沢品として扱われていましたが、第二次世界大戦後にはパスタ工場が設立され、一般家庭でも手に入るようになりました。その後、パスタは日本の食文化に見事に融合し、今では私たちの日常の食材の一つとして広く認識されています。実に1000年以上の長い歴史を持つパスタは、私たちにとって非常に親しみ深い存在なのです。

では、そんなパスタがなぜ老化を促進してしまうのか、という疑問が湧いてきます。

それは、調理方法の違いによるものです。

具体的には、「カルボナーラ」と「ナポリタン」が該当します。

では、なぜ「カルボナーラ」と「ナポリタン」が老化を進める要因となるのでしょうか？

次に、その理由について詳しく説明いたします。

なぜ老化が進むのか？

「カルボナーラ」と「ナポリタン」は、なぜ老化を促進する調理方法とされるのでしょうか？その理由は、老化の原因物質である「AGE（エー・ジー・イー）」にあります。

「カルボナーラ」と「ナポリタン」に含まれるAGEの数値は、「シーフードパスタ」や「ボンゴレ」に比べて2倍から5倍も高いことが確認されています。

この数値が高くなる主な要因は、「ベーコン」にあるとされています。

「ベーコン」に含まれるAGEは、ハムと比較して約6倍、ソーセージと比べると約4倍にもなるのです。「ベーコン」はカリッと焼くことで香ばしさが増し、様々な料理に取り入れられていますが、その「こんがり」とした焼き目がAGEの数値を引き上げる要因となっています。具体的には、ベーコンは燻製の段階で加熱処理され、その後さらに高温でカリッと焼かれるため、この二重の加熱がAGEの数値を高くしてしまうのです。

「AGE（エー・ジー・イー）」は、体内の「こげつき」とも言えます。これはタンパク質と糖が熱によって結合する糖化現象を指し、最終的には元に戻れない物質（終末糖化産物）に変わってしまいます。私たちの体の大部分はタンパク質で構成されており、糖をエネルギー源として利用していますので、この現象は体内でも起こるのです。そして、この「AGE（エー・ジー・イー）」は老化の速度を加速させたり、健康に悪影響を及ぼすことがあるのです。

AGEが皮膚に蓄積されると、コラーゲンが損なわれ、しわやたるみの原因となります。また、頭皮の細胞に蓄積されると、髪の成長が抑制され、薄毛の原因にもなります。さらに、心筋梗塞や脳梗塞、認知症、うつ病、白内障、歯周病、骨粗鬆症などの病気のリスクを高める可能性もあります。

体内で生成されたAGEは徐々に蓄積され続けます。特に、高血糖状態が長く続く人ほど、AGEが多く生成され蓄積されることが分かっています。

このように、「カルボナーラ」と「ナポリタン」は、パスタの中でも特に老化を進めてしまうリスクが高い食べ方であることが明らかになりました。