Lightpix Labs フラッシュQ Q20III のレビュー
最近、写真撮影のクオリティを向上させるために新しい機材を探していたところ、Lightpix Labs フラッシュQ Q20IIIに出会いました。この製品は、コンパクトなデザインと多機能性を兼ね備えたワイヤレス対応クリップオンストロボです。実際に使ってみた感想をお伝えします。
まず、デザインについてですが、フラッシュQ Q20IIIは非常に薄型で軽量なため、持ち運びがとても楽です。通常のクリップオンストロボとして使用するだけでなく、取り外し可能なトランスミッター部を本体から外すことで、ワイヤレスのオフカメラフラッシュとしても利用可能です。この柔軟性は、様々なシーンでの撮影に役立ちます。
次に、発光性能についてですが、最大ガイドナンバーは20(ISO100時)で、発光量は7段階から調整可能です。ヘッド部分は、上方向に0度から45度、60度、75度、90度まで5段階のバウンスができるため、自然光のような柔らかい光を演出することができます。特にバウンス機能は、ポートレート撮影や室内撮影で大変重宝します。
また、7色のカラージェルフィルターが付属している点も魅力的です。これを発光部前面に挿し込むことで、好みの色に変化させることができ、創造的な演出が可能です。さらに、LEDも搭載されているため、動画モードやモデリングモードなど多彩な発光方法を実現しています。
以下に、フラッシュQ Q20IIIの評価項目をまとめました。
| 評価項目 | 評価 |
|————–|————|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★★ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
評価項目の中で特に気に入ったのは、機能性です。多彩な発光オプションや、ワイヤレス機能があることで、撮影の幅が広がります。ただし、気になる点もありました。例えば、Q20III本体は電池が別売りであるため、使用する際は別途購入が必要です。また、フラッシュQトランスミッターはリチウムイオン電池内蔵ですが、本体にニッケル水素充電池を使用する際にはUSB充電が可能であるため、便利です。
実際に撮影してみると、バウンス機能やカラージェルフィルターを活用することで、普段の撮影が格段に楽しくなりました。特に、ポートレート撮影では、自然な肌のトーンを引き出すのに役立ちました。
ただし、フラッシュの充電が長時間かかることや、フル充電時でも長時間の使用には向かない点があるため、注意が必要です。特にイベント撮影などの長時間にわたる撮影では、予備の電池を用意しておくことをおすすめします。
総じて、Lightpix Labs フラッシュQ Q20IIIは、コンパクトで多機能なクリップオンストロボを探している方には非常におすすめの製品です。デザイン性や機能性に優れたこのフラッシュは、様々なシーンで活躍することでしょう。価格に対しての満足度は高いものの、使用する際にはいくつかの注意点があるため、購入を検討されている方は、事前に確認しておくと良いでしょう。