深型ホットプレート機能を一台で実現する東京Decoのグリル鍋を徹底レビュー
東京Decoの新作グリル鍋は、直径 27cm の深さ8cmという深型ボディを採用。2~3人用を想定した設計で、日常の食卓を一台で広くカバーします。電源はAC100V、消費電力は最大 1200W。4段階の温度調整とハイパワー決め打ちの組み合わせにより、煮込み・炒め・焼き・保温といった調理フェーズを滑らかに移行させられます。フッ素加工コーティングは焦げ付きにくく、取り外し可能な深鍋プレートは洗浄性を高めています。ガラス蓋は中の様子を常に確認でき、蒸気のコントロールもしやすい設計。全体のサイズは W355×D328×H181mm、重量は約 2.25kg。このスペックは、キッチンでの安定感と取り回しのバランスを両立させています。
実際の使い勝手としては、まず深鍋の27cm径が魅力。食材を大きく並べられ、肉や魚、野菜を一度に投入しても余裕が生まれます。着脱式深鍋プレートは調理モードを変えるたびの移動をスムーズにし、洗浄時のストレスを軽減します。電源コードは約 1.4mと長すぎず短すぎず、コンセント位置に応じて配置を選べる点も好印象。使い勝手の面では、深型の設計ゆえに鍋の底面の均一加熱が安定しており、パンや焼き物の温度管理にも適しています。
調理の幅は広く、深型ホットプレートとしての活躍はもちろん、鍋としての煮物・鍋焼きタイプの料理にも対応。4段階温度調整は、低温の煮込みから高温の焼き色づけまでの切り替えをスムーズにします。加えて、ガラス蓋の透明性が高いので、加熱の進行を逐一確認でき、調理時間の見積もりもしやすいのが特長です。
ここからは、良い点と気になる点をバランスよく整理します。良い点としては、容量の余裕と一体型デザインによる時短効果、焦げ付きにくいコーティング、そして取り外し可能な深鍋プレートによる清掃性が挙げられます。一方で、デメリットとしては重量が 約2.25kgとやや重めで、設置スペースを選ぶ点が挙げられます。これらを踏まえ、用途に応じて最適な活用法を見つけることが重要です。
以下は星評価の結果です。各項目は実機の使用感を総合して評価しています。
| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| デザイン | ★★★★☆ |
| 機能性 | ★★★★☆ |
| 価格満足度 | ★★★☆☆ |
| 総合評価 | ★★★★☆ |
総じて、本機は「1台で鍋とグリルの両方を賄いたい」というニーズに対して、高い柔軟性と安定した加熱性能を両立させたモデルです。2~3人分の家族や同棲カップルの食卓に最適で、休日のブランチや晩餐の準備を効率良く進めたい方におすすめします。気になる点としては、場所をとる点と、日常使いの中での保管スペースを確保する必要がある点ですが、着脱式深鍋プレートのおかげで清掃は比較的楽です。全体としては、キッチンの多機能性を高めたい方にとって、投資に値する選択肢と言えるでしょう。




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