買ってはいけない?アピックス感動!たこ焼き器レビュー

買ってはいけない?アピックス感動!たこ焼き器レビュー

自宅で屋台級の香りと食感を再現する、アピックスの高火力たこ焼きプレートを徹底検証

本機はアピックスの電気たこ焼きプレートです。家庭のキッチンで本場の味を再現するため、火力不足や焼きムラといった悩みを徹底的に払拭しています。最大1200Wの高火力と均一な熱伝導設計で、外側はカリッと、中はふっくらとした食感を実現します。使い勝手の良さと本格的な仕上がりの両立を目指す設計思想には、実際に触れてみて納得感がありました。家族や友人と囲む場面で、屋台の雰囲気を演出できる点が魅力です。

まず特筆すべきは、大玉46mmの穴が18個並ぶプレートの存在感です。穴の深さは従来モデル比で150%アップ。直径と深さの組み合わせが、たこ焼きの“中のとろみ”をしっかり閉じ込め、焼き上がりの崩れを少なくします。巨大な玉が崩れにくいので、チェーン店のような具の量でも崩壊の心配が減り、具材の個性を存分に活かせます。焼き時間の安定感が増すと、ホットプレート料理としての幅も広がります。

熱源の設計にも注目しました。直下の高火力と、全体を均一に伝える独自のヒーター配置は、焼きムラを抑える基本設計として優秀です。ダイヤル式の温度調整機構は、焼き加減を細かくコントロールできる点が魅力。焼き過ぎを防ぎつつ、火力を上げれば表面が香ばしくなるこの感触は、プロの技術を家庭で再現していると実感させてくれます。特に明石焼きのような繊細な生地にも適しており、ふんわりとした口当たりを狙いやすいのが印象的です。チタンコートのプレートは、油がなじみやすく、焼き上がりの美しさを保つと同時に、洗浄性の高さも実感しました。焦げつきにくさは、週末の“たこパ”を頻繁に楽しむ家庭には大きなメリットです。

使い勝手の面でも魅力が光ります。仕切り付きプレートが採用され、中央の仕切りを活かして左右で別の料理を同時に用意可能。たこ焼きと一緒にアヒージョやベビーカステラ、チーズフォンデュなどを同時進行できる柔軟性は、ホームパーティーの演出力を高めてくれます。プレート自体は取り外して丸洗い可能なので、週末の“たこパ”が終わった後の後片付けがかなり楽になります。実用性と清掃性の両立が、長く使い続けられる理由の一つです。

ただし、気になる点もいくつかあります。まず本体のサイズ感は存在感があり、キッチンのスペースを占有します。収納スペースやコンセントの配置を考慮して設置場所を選ぶ必要がある点は、購入前に確認しておきたいポイントです。重量感がある分、移動や収納時の取り回しには少しコツが要ります。また、初期設定の温度感覚に慣れるまでには少し練習が必要で、特に高火力で焼く際は短時間の連続運用のコツを掴むと、焼きムラが出にくくなります。とはいえ、適切に扱えば家庭用としては十分なパワーと再現性を提供してくれる機種です。

実際の活用シーンとしては、休日の朝ごはんや、友人を招いたときの“たこ焼きパーティー”が最も映えます。高火力で瞬時に生地が固まり、内部のとろみと外側の香ばしさの対比を活かす焼き方を身につけると、屋台の臨場感を家庭で再現できます。耐久性の面でも、平行して使える別メニューのレシピを用意しておくと、長時間のパーティーにも対応できます。普段はオムレツや焼き餅など、仕切りを活かして違う味わいの料理を同時に楽しむなど、創意工夫の余地は広いです。

評価項目評価
デザイン★★★★☆
機能性★★★★☆
価格満足度★★★☆☆
総合評価★★★★☆

総じて、アピックスのこの機種は、家族や友人と楽しく過ごす時間を大きく彩る一台と言えます。高火力と大容量の穴、そして仕切り付きプレートが生み出す多様な楽しみ方は、ただのホットプレート以上の満足度を提供してくれます。使用場所を選ぶ容量感や、初期の温度調整のコツさえ掴めれば、日常の食卓を特別な場へと変える力を持っています。

長く付き合える相棒になり得る一台として、機会があればぜひ一度、実際のキッチンでの使用感を想像しながら検討してみてください。高火力と大玉の18穴という組み合わせは、家庭での新しい“焼き物イベント”の扉を開いてくれるはずです。

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